平成25(2013)年度 沖縄県立芸術大学 大学院音楽芸術研究科
修士演奏〜演奏芸術専攻〜
- 日程
- 平成26(2014)年2月6日(木)17:30開場 18:00開演
- 会場
- 沖縄県立芸術大学奏楽堂ホール
- 入場料
- 無料
メゾソプラノ 本間 千晶
演目・演奏
- G.ビゼー:オペラ《カルメン》より
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- 第1幕第9番 シャンソンとメロドラマ〈トラララ〉
- 第1幕第10番 セギディリアと二重唱〈セビリアの城壁の近くの〉
- 第1幕第11番 フィナーレ〈命令書...〉
- 第2幕第16番 〈止まれ!誰だ?〉
- 第2幕第17番 二重唱(花の歌)
- 〈あなたの名誉を讃えて踊りましょう...〉
- アリア〈君が僕に投げた花は...〉
- 〈いいえ!あなたは私を愛してはいない〉
- 第4幕第27番 フィナーレ〈あんたね!〉
指揮:佐久間龍也(教授)
カルメン:本間千晶
ドン・ホセ:山内 昌也(専任講師)
ズニガ:二ノ宮 直也(声楽専攻3年次)
ピアノ:宇江喜ゆり(非常勤講師)
副論文概要
- 「G.ビゼーのオペラ《カルメン》のカルメン役の歌唱表現の一考察」
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1875年3月3日の初演から現在にいたるまで世界中で上演され、愛され続けているオペラの一つであるビゼー(Georges Bizet/1836 - 75年)作曲のオペラ《カルメン》のカルメン役を、実演家として、自らが、どう歌唱表現して演じればよいのかについて考察することを目的とする。
研究方法は、作曲家のビゼー、及び、当時のフランスの政治・文化についての文献レビューを行い、カルメンのキャラクターの中で特にジプシーであることに注目して考究し、ビゼーが描いた「カルメン像」を分析・検証する。
それぞれを踏まえた上で、《カルメン》の楽譜を歌唱によって音楽の響き(声楽とピアノによる)に現わす。
また、上記により、研究者の身心とビゼーの「カルメン」役が体系化されていくと捉え、そのプロセスとしての研究者の体感を、身体知研究の方法の一つであるメタ認知を採用して、客観的に分析する。
テノール 前田 康博
演目・演奏
- L.v.ベートーヴェン:《4つのアリエッタと1つの2重唱》より
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- 第1曲 希望〈言っておくれ、恋人よ、僕を愛していると〉
- B.ブリテン:《この島で》より
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- 第1曲〈いざ華麗なる音楽で讃えよう〉
- F.シューベルト:《美しき水車小屋の娘》より
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- 第1曲〈さすらい〉
- 第2曲〈どこへ?〉
- 第3曲〈止まってくれ!〉
- 第4曲〈小川への感謝〉
- 第5曲〈仕事じまいの夕べに〉
- 第6曲〈知りたがり〉
- 第11曲〈僕のものだ!〉
- 第12曲〈休憩〉
- 第14曲〈狩人〉
- 第15曲〈妬みと誇り〉
- 第17曲〈嫌いな色〉
- 第18曲〈しぼめる花〉
- 第19曲〈水車職人と小川〉
ピアノ:安冨祖 貴子(非常勤講師)
副論文概要
- 「シューベルト《美しき水車小屋の娘》D795 ―調と詩の音楽的連関についての考察―」
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《美しき水車小屋の娘》はF.シューベルトによって1823年に作曲された、ドイツ・リートの代表作のひとつである。
《美しき水車小屋の娘》に関する研究は多数存在するが、調と詩の関連性や調配列に関しては様々な見解がある。
本稿では、詩と音楽の関係がいかに深く結びついているかを検証するために、全20曲の調が意図的に設定・配列されたものであると仮定し、詩が語る「テーマ」や主人公の心理変化と、モティーフに用いられた調の音楽的連関を多面的に分析・考察した。
その結果、主人公と共に旅をする小川のト長調が主要調であり、各曲の調設定はト長調に関連づけられ、色彩や心理の変化に応じた構成であるということがわかった。
- 未就学児の入場はご遠慮ください
- 駐車場がございませんので、公共の交通機関をご利用の上ご来場ください
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