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2013年12月27日金曜日

平成25年度 大学院修士演奏〜演奏芸術専攻〜(2月1日)

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平成25(2013)年度 沖縄県立芸術大学 大学院音楽芸術研究科
修士演奏〜演奏芸術専攻〜

日程
平成26(2014)年2月1日(土)13:30開場 14:00開演
  1. 14:00〜 大石 栗江(オーボエ/管弦打楽専修)
  2. 15:30〜 伊敷 祐希(クラリネット/管弦打楽専修)
  3. 17:00〜 竹内 志織(ホルン/管弦打楽専修)
  4. 18:30〜 伊敷 美希(クラリネット/管弦打楽専修)
  5. 20:00〜 小田代 明音(打楽器/管弦打楽専修)
会場
沖縄県立芸術大学奏楽堂ホール
入場料
無料
オーボエ 大石 栗江
演目・演奏
  1. B.ブリテン(1913 - 1976):オヴィディウスによる六つの変容
  2. W.A.モーツァルト(1756 - 1791):オーボエ四重奏曲 ヘ長調 K.370(368b)

ヴァイオリン:冨里 桃子
ヴィオラ:佐渡山 安哉
チェロ:猪又 麻衣子

  1. J.S.バッハ(1685 - 1750):オーボエとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 BVW1060

ソロ・ヴァイオリン:山里 郁子
ヴァイオリンI:冨里 桃子
ヴァイオリンII:中村 祐実子
ヴィオラ:佐渡山 安哉
チェロ:猪又 麻衣子
コントラバス:高橋 望美
チェンバロ:山根 貴志

副論文概要
「現代のオーボエによる歴史的な演奏の考察」

本論では、オーボエの楽曲を演奏する際において、その曲が書かれた時代と、楽器が製作された時代の差異によって生じる様々な問題(演奏習慣の違い、記譜習慣の違い、楽器の性能)とその解決策を模索する。
I章では楽器の変遷を追い、II章では演奏習慣の違いについてまとめた。
III章では実際に演奏する際に問題となりうる点をピックアップし、自分なりの解決策を試みている。

クラリネット 伊敷 祐希
演目・演奏
  1. 寺島 陸也(1964 -):舞 IV クラリネット独奏のための(2004)
  2. 細川 俊夫(1955 -) : EDI(2009)
  3. J.ブラームス (1833 - 1897):クラリネット、2本のヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための五重奏曲 ロ短調 作品 115(1894)

ヴァイオリンI:阿波根 由紀
ヴァイオリンII:中村 祐実子
ヴィオラ:新垣 伊津子
チェロ:城間 恵

演奏試論概要
「ブラームスのクラリネット作品について -楽器の変遷と作品分析を中心に-」

ブラームス(Johannes Brahms:1833 - 1897)のクラリネット作品は全部で4曲である。今回修士演奏でブラームスを取り上げるにあたり、いくつかの興味と疑問を持ったため、以下のことを概観し、考察を試みた。

  • クラリネットの楽器構造・機能・性能の発展と地域別にみられる変遷について。
  • ブラームスのクラリネット作品が作曲された当時の楽器がどのようなものであったか。
  • 晩年の一連のクラリネット作品にみられる共通性と特徴について。以上のことの比較や分析から、今後の自身にとって、より良い演奏への探求の端緒としたい。
ホルン 竹内 志織
演目・演奏
R.グリエール(1875 - 1956)
  1. ロマンス作品 35-6
  2. 悲しいワルツ 作品 35-7
  3. ノクターン 作品 35-10
  4. 間奏曲 作品 35-11
  5. ホルン協奏曲 作品 91
ピアノ:金城 貴子
副論文概要
「グリエールの協奏曲の成立と様式 ―ホルン協奏曲を中心に―」

本論では、グリエールの協奏曲の成立背景と様式的特徴を明らかにすることが目的である。
第1章では、グリエールの創作活動初期から晩年に至るまで概観し、とくにロシア革命後のグリエールの立場、ならびに協奏曲の成立背景を中心に論じる。第2章では、まずグリエールが作曲した協奏曲5作品を概観した上で、特にホルン協奏曲を楽章ごとに分析し特徴を明らかにする。

クラリネット 伊敷 美希
演目・演奏
  1. J.ヴィドマン(1973 -):クラリネットのためのファンタジー(1993)
  2. W.A.モーツァルト(1756 - 1791):クラリネットと弦楽四重奏のための五重奏曲 イ長調 K.581 (1789)

ヴァイオリンI:山里 郁子
ヴァイオリンII:野口 友江
ヴィオラ:新垣 伊津子
チェロ:城間 恵

副論文概要
「モーツァルト《クラリネット五重奏曲》K.581の考察 ―楽器の変遷、バセット・クラリネットについて―」

モーツァルトのクラリネット五重奏曲 K.581は、現代ではA管クラリネットで演奏することが主流だが、本来はバセット・クラリネットのために書かれた作品である。よって、本論は楽器の変遷とモーツァルトのクラリネットの使い方、バセット・クラリネットの出現と衰退の過程、五重奏曲 K.581の作曲過程を考察する。

打楽器 小田代 明音
演目・演奏
  1. 細川 俊夫/想起(2002)
    Toshio Hosokawa / Reminiscence for Marimba
  2. 近藤 譲/振子(1990)
    Jo Kondo / Pendulums
  3. 近藤 譲/不特定の同種 2 旋律楽器のための《オリエント・オリエンテーション》(1973)
    Jo Kondo / "Orient Orientation" for 2 melody instruments of the same kind

I.小田代 明音(Vib.)
II.新城 二奈子(Vib.)

  1. 近藤 譲/異種 3 楽器のための《スタンディング》(1973)
    Jo Kondo / "Standing" for 3 instruments of different families

I.小田代 明音(Mar.)
II.宮城 夢香(Ob.)
III.国吉 和美(Cb.)

演奏試論概要
「近藤譲の『線の音楽』考 ―1973年の室内楽二作品を事例として―」

本論文は、近藤譲の作曲思想である「線の音楽」の定義を確認し、その思想が近藤作品の中でどのように具現されているのかを検証するものである。
第1節では、近藤譲と邦人作曲家たちの試みを歴史的に振り返ることで、近藤が独自の作曲方法論に至る歴史的背景を明らかにする。
第2節では、近藤の言説や著書を通して、「音楽とは何か」というテーマをもとに「現代音楽」の抱える諸問題を提示し、「思考すること」で様々な音楽に対するアプローチの「手掛かり」を見出すことを試みる。
第3節では、近藤作品の楽曲分析を通じて、近藤譲の作曲方法論「線の音楽」の在り方を検証する。

  • 未就学児の入場はご遠慮ください
  • 駐車場がございませんので、公共の交通機関をご利用の上ご来場ください
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